シリアの内戦解決のため、アメリカとロシアの共同要請のもとで、来月中旬にスイスのジュネーブで和平会議が開かれることになります。シリア政府と反体制派の双方は26日、原則として出席する意向を表明しました。
イラクを訪問中のシリアのムアレム外相は同日、訪問先のバグダッドで「シリア政府は6月中旬の和平会議に公式な代表団を送ることで原則合意した。今回の和平会議はシリア危機の政治解決に良好な環境を作り出すだろう。シリア各界がともに参加する対話のみが問題解決の唯一のルートである。シリアの運命はシリア国民にこそ決めることができる」と述べました。
シリア国民評議会のロウイ・サフィ氏は26日に開かれた記者会見で「シリア国民評議会は和平会議の参加で原則合意した。しかし、いかなる政治移行計画の討議も、アサド大統領の退陣が前提だ」と強調しました。
シリア国民評議会は26日、イスタンブールで4日目の全体会議を開き、ジュネーブで開かれる予定の和平会議への参加の是非及び新指導者の選出などの問題をめぐって討議を行いました。サフィ氏は記者会見で「反体制派は国際社会が提唱する和平を歓迎しているが、アサド政権は退陣の意思を表していない」とし、シリア政府に向けてジュネーブ合意を改革の枠組みとして暫定政府を設立し、民主的な変化を見せるよう求めました。(Yin)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |