中国の中央銀行である中国人民銀行は、今年第1四半期における通貨政策の実施状況に関する報告を発表しました。報告は、中国経済の長期的な成長基盤には根本的な変化が起きていないことを確認した上で、「マクロ政策と経済構造調整が作用し、中国経済は安定的な発展という基本姿勢を維持するだろう」と強調しました。
報告によりますと、当面の経済運行には依然リスクと課題が多く、一部の「古くからの問題」が際立っています。主に、経済を安定して運行できる基盤がまだ固まっておらず、国内の成長力を増強する必要があること。そして、一部企業の債務が増加し、地方の融資ルートがいっそう複雑化していることです。同時に、主要経済体の金融緩和策によるマイナスの影響が拡大し、国内の信用の周期的な拡張を後押ししています。
これへの対応策について報告書は、「経済構造の調整と改革のさらなる加速や、経済発展モデルの転換によって、新たな持続可能な成長ポイントを生み出し、国内の成長力と活力を増強すべきだ」としています。(朱丹陽 大野)暮らし・経済へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |