第113回広州交易会は5日閉幕しましたが、中国対外貿易のバロメーターとされる交易会のバイヤー数と成約額は、今回いずれも成長傾向が戻りました。ただし、今年の中国の対外貿易情勢は昨年より好転しているものの、外需不足の状況は根本的には改善されておらず、対外貿易発展の圧力も依然として緩和していないことが示されています。
今回の広州交易会に参加した海外バイヤーは、211の国と地域から20万人を超え、昨年10月の第112回交易会より7.06%増えました。また累計輸出成約額も、前回より8.8%多い355億4000万ドルに達しています。
広州交易会の広報担当である中国対外貿易センターの劉建軍副主任は、「今年第1四半期(1月~3月)の税関データでは、わが国の対外貿易状況は昨年同期より好転しているが、この交易会の2つのデータを総合すると、外需不足の状況はまだ根本的には改善されていない。労働力や土地などのコストが上昇すると同時に、融資難や人民元の切り上げなど困難が依然として存在し、貿易摩擦が更に深刻化するなど、対外貿易発展が直面する圧力は根本的に緩和されていない」と述べました。(hj、大野)暮らし・経済へ
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