国連のネシルキィ事務局長報道官は29日、朝鮮に駐在する国連機関が3000万ドルの緊急拠出を国際社会に呼びかけ、年末までに朝鮮への人道支援を行うことを発表しました。
国連のニューヨーク本部で開かれた定例記者会見でネシルキィ事務局長報道官は、「数百万人の朝鮮人の福祉の保障と促進のためにも、外部援助は依然として重要な役割を果たしている。過去1年の間で、朝鮮の人道主義情勢は全体的に改善されてきたが、健康と栄養面においては引き続き資金援助が必要だ」と述べました。
ネシルキィ事務局長報道官は、「世界保健機関、世界食糧計画、国連児童基金、国連食糧農業機関、国連人口基金などの5機関は、2013年に朝鮮への人道主義支援をするために、国際社会に1億4700万ドルの寄付を呼びかけたが、現在25%の資金しか集まっていない」と話しました。
世界食糧計画が去年提出した報告書では、朝鮮の食糧問題は少し改善されたとしていますが、朝鮮に駐在する他の機関は依然として厳しいと指摘しているということです。(劉叡、丹羽) 国際・交流へ
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