四川省の鐘勉常務副省長は24日、「蘆山地震の被災地では、地質災害再発の防止活動が全面的に展開されている。その進展状況は報道機関を通じて随時公開していく」と述べました。また、23日と24日の両日、国家地震災害緊急救援隊は、被災地の蘆山県と宝興県で、大規模な捜索作業を進めました。

　この救援隊は23日に、三つの救援チームと一つの医療チームを宝興県、蘆山県の中心地などにそれぞれ派遣し、一部の建築物の安全性状況と破損状況を調べました。また、避難できなかった住民の捜索にも当っています。医療チームは、医療救助のほか、心のケアや、疫病防止と衛生をアピールする活動を行いました。

　交通輸送ですが、24日に蘆山県内の竜門郷と大川鎮をつなぐ主要道路は開通しており、これについて、四川省交通庁の陳楽生エンジニアは「被災地では、一部の道路を除いて宝興県と蘆山県の国道や県道など主要道路が全て復旧したことになる」と述べました。（朱丹陽）暮らし・経済へ