「シリアの友人達」主要メンバー国会合が20日、トルコのイスタンブールで開かれました。アメリカのケリー国務長官は、会合後の記者会見で「アメリカは、シリア反体制派に1.23億ドル相当の非破壊武器を支援する。これでアメリカの支援額は合わせて2.5億ドルに上る」と述べた後、その他の国も同じような約束を果たし、国際支援の総額が10億ドルに達するよう促しました。

　ケリー国務長官によりますと、「シリアの友人達」主要メンバー国の外相は、国際軍事支援の武器がテロリストの手に入らないように、すべてシリア反体制派の最高軍事委員会に引き渡されます。「シリアの友人達」主要メンバー国とシリアの「反体制派とシリア革命の国民連合」がシリアで平和的な政権交代に賛同し、シリア政府と反体制派が交渉を行い、実際の行動で武力衝突を終わらせるよう求めました。

　なお、アメリカ、イギリス、フランス、カタール、トルコなどの11ヵ国の外相は、今回の「シリアの友人達」主要メンバー国会合に参加しました。会合後の声明では、ジュネーブ・コミュニケの精神に基づき、政治的な手段でシリア問題を解決することが再び強調されました。（任春生、kokusei）　国際・交流へ