中国海軍南海艦隊の機動編隊が3日午前、南海および西太平洋海域での訓練を終え、三亜の軍港に戻りました。南海艦隊の蒋偉烈司令官は、「遠洋訓練を定期化し、情報システムに基づく部隊の作戦能力を高めていく狙いだ。中国海軍が強くなっても、近海の防御戦略及び防御的国防政策に変わりはない」と表明しました。
今回の遠洋訓練は3月19日からスタートし、16日間行われました。井岡山艦、蘭州艦、玉林艦と衡水艦による機動編隊が西沙、南沙、曾母暗沙、バシー海峡、西太平洋などの海域5000海里を航行しました。海軍の防御戦闘、戦闘機と連携した突撃作戦、潜水艦の破壊、上陸時の障害物の破壊、海と空からの急襲、テロ取締り、救援などの訓練を実施しました。
林海指揮官は、「今回は、島での攻防作戦、遠洋の艦隊と戦闘機の連携作戦や攻撃、防衛、空と海からの立体作戦などの訓練を行った。指揮の情報システムの利用をメインにしており、実戦性を高めている」と述べました。
編隊は任務の執行中、赤瓜礁、永暑礁、華陽礁、東門礁、南薫礁、渚碧礁などの南沙諸島を巡回し、駐屯している兵士を慰問しました。
ここ数年、西太平洋の公海における中国海軍の遠洋訓練はすでに定期化されています。蒋偉烈司令官は、「定期的な遠洋訓練は海軍兵士の自信を大いに高めた。中国海軍の近海防御戦略はこれにより変わることはない」と述べました。(ooeiei、中原)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |