声明は、「中ロ関係は未曾有の高いレベルに達しており、大国間の調和のとれた共存の模範を示し、地域ないし世界の平和と安全を促進するために重要な役割を果たしており、中ロ関係を一層発展させることは両国と両国国民の根本的な利益に合致すると双方は認めている。双方は『中ロ善隣友好協力条約』の原則と精神を守り、平等信頼、相互支持、共同繁栄、世世代々の友好の全面的な戦略的協力パートナーシップを新たなステップへと推し進め、これを自国の外交の優先方向にする」としています。

　また声明は、世界各国に向けて平等、相互信頼、協力共栄の原則を遵守して平和と安定を促進し、共同発展と繁栄を推進して公正で民主的、かつ調和の取れた世界秩序を構築することに取り組むと共に、『国連憲章』の主旨と原則を遵守し、国際関係の民主化を推し進め、様々な覇権主義や強権政治に反対すること、および各国の主権と領土保全を尊重し、世界の文明の多様性と国家発展の道の多様化を尊重し、各国人民が自ら社会制度を選択する権利を尊重すること、そして相互信頼、互恵平等、協力を基礎とした普遍的な平等を以って不可分な新しい安全保障観を構築し、戦争という手段ではなく平和的な方法で国際紛争と衝突を解決することを堅持するよう呼びかけています。（玉華、中原）