中国の習近平国家主席は22日北京を離れ、ロシア、タンザニア、南アフリカ、コンゴの4カ国歴訪に出発しました。これについて中国国際放送局が63の言語で報道すると、ロシアやアフリカ諸国、及びその他の国のリスナーから習近平国家主席の訪問に期待するコメントが相次いで寄せられました。

　ロシアのボーリスさんはＥメールで、「中ロ両国の交流と協力には長い歴史がある。近年、相互に実施している『国家年』イベントはこのような協力がさらに文化や教育、観光など多分野に拡大したものだ。ロシアには経済的に豊かな近隣、パートナーが必要であり、中国は同じように強いロシアを必要としている」と述べています。

　ロシアのエドワード・ラビンさんは、「中国の全人代で習近平主席は『中国の夢（チャイナ・ドリーム）』を熱く訴えた。中国人は誰でもすばらしい人生の夢を実現するチャンスに恵まれている。ロシアのプーチン大統領も去年大統領の就任式で、『20年くれれば、強いロシアをあなたたちに返す』と語った。習主席とプーチン大統領はいずれも夢を持つ国の指導者だ」と述べました。

　ケニアのリスナー、ドトゥバさんはスワヒリ語ウェブサイトで、「中国の新政府が国民を率いて中国を一層豊かにするよう期待している。習主席の今回の訪問を通じて、アフリカへの援助が拡大され、経済貿易協力が強化されることを願っている」とコメントを寄せました。（ZHL、大野）暮らし・経済へ