10日に発表された中国国務院機構改革と職能転換方案によりますと、中国は国家海洋局を再編して、海上での統一的法執行を推進することになります。

　方案によりますと、現在の中国国家海洋局及び中国海洋環境監視監督船隊、公安省の国境海洋警察、農業省の中国漁政、税関総署の海上密輸取締り警察の組織と職責を統合して、国家海洋局を再編することになり、その主な職責には、海洋発展計画の制定、海上の権利維持と法執行の実施、海域利用の監督管理、海洋環境の保護などが含まれます。国家海洋局は中国海上警察の名義で海上の権利維持と法執行を実施し、中国公安省の業務指導を受けます。

　アナリストは、これは中国が「海洋強国」戦略での重要な政策で、海洋経済の推進と海洋権利の維持を目的とするものだと分析しています。（ヒガシ）

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