インドのチダムバラム財務相は28日に2013年4月から2014年3月までの予算案を議会に提出しました。
予算案には政府が実施している食糧安全保障法案におよそ19億ドルの増額が盛り込まれました。
食糧安全保障法案は児童の栄養失調問題の改善などを目的とし、増額分は低所得層の家庭に1人につき毎月3キロから7キロ前後の食糧を配給するための補助金付き低価格の維持に充てられるということです。
一方、トーマス食料相は「人口増加数と食糧の現行市場価格で計算すれば、食糧の安全保障計画と補助金付き配給制度の実施の予算は少なくとも倍以上拡大しなければならない」と指摘しました。
インドの国内メディアは「実際の拠出額と現実の需要を満たすものではない」としました。
政治アナリストは「食糧安全保障計画は与党連合が2009年の下院総選挙で勝利した第一の要因である。次回総選挙は2014年に予定されているが、食糧配給に問題があれば、支持者の激減は回避できなくなる」と指摘しました。
しかし、インドの財政赤字が急増している中、緊縮策は急務であるとの見方が大半を占めています。(ジョウ、吉野)国際・交流へ
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