エジプト駐在中国大使館によりますと、26日に中国香港からの観光客９人がエジプト南部の観光都市ルクソールの熱気球墜落事故で死亡したことが明らかになりました。

　ルクソール緊急救助センターの責任者によりますと、今回の事故で中国香港からの観光客9人、日本人4人、イギリス人2人、フランス人2人のほか、ガイドのエジプト人1人のあわせて18人が死亡しました。

　当時気球には21人が乗っていました。気球は上昇した後、気球内の圧力が限度を超え高度も高かったため、エンジンの炎が気球に燃え移り爆発したということです。

　熱気球はルクソールのレジャーとして知られていますが、安全性が懸念されていました。2009年にはナイル川西岸のある村付近を飛行していた熱気球がモバイル通信塔に衝突し、16人の外国人観光客が負傷する事故が起きています。（ヒガシ、吉野）国際・交流へ