チベット自治区観光局は21日、ポタラ宮が国家5A級観光スポットに認定されたことを明らかにしました。

　ポタラ宮はチベット自治区のシンボル的な建物で、多くの観光客でにぎわう場所として知られています。統計によりますと、2012年、ポタラ宮を訪れた国内外の観光客は、延べ101万人になります。

　2002年から7年間にわたり国による修繕が行われ、投資総額は2億元以上になっています。この修繕によって、毎日1時間に1000人以上の観光客を受け入れることができるようになりました。去年の観光シーズン、ポタラ宮は観光客などで傷むと言う人的損害を減少させるため、1日当りの参観人数は4000人に限定されていました。

　ポタラ宮は1300年余りの歴史があり、世界で最も海抜が高いところにある、宮殿、寺院、城などを一体化した建物で、「世界の屋根の真珠」と呼ばれています。1961年に全国重点文物保護施設の1つに選ばれ、1994年に世界遺産に認定されました。（劉叡、高橋）旅行・文化へ