国連欧州本部の報道官は9日、国連・アラブ連盟のシリア問題担当ブラヒミ合同特使が11日ジュネーブで、シリア危機の解決を進める方式について、アメリカのバーンズ国務副長官、ロシアのボグダノフ外務次官と協議することを明らかにしました。

　国連によりますと、2011年3月からのシリア危機による犠牲者は6万人を上回り、数十万人のシリア人が周辺諸国に避難を余儀なくされています。

　去年6月30日、国連安保理常任理事国の代表はジュネーブで、一部のシリア周辺諸国の代表とシリア問題行動グループの外相会議を開き、シリア国民の主導による政治権力移行プロセスに関する指導方針と原則について共通認識に達しています。（万、大野）

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