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中央銀行、金利の市場化を推進

2013-01-08 14:56:09     cri    

























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 去年中央銀行は、金融機関の人民元預金金利の調整幅を自由化しました。これは、中国の金利の市場化プロセスにおける重要な一歩だと言われています。このほど、中央銀行調査統計局の盛松成局長が文章を発表し、金利の市場化を進めることについて説明しました。

 文章によりますと、中央銀行は今後中長期定期預金の金利の上限を拡大、或いは自由化し、その次に短期や小口預金金利の上限を拡大し、最終的には自由化する方針だとしています。預金金利の上限の自由化は通常、金利の市場化のシンボルだと見られています。

 金利の市場化とは、中央銀行の直接管理ではなく、商業銀行が市場に基づいて金利を自由に設定することです。これにより、銀行は預金の吸収や融資・貸付において価格競争の手段を利用することができるようになります。一方で、顧客が少ない一部の中小銀行にとっては、経営上の圧力が増えていきます。

 金利の市場化の次のステップについて中央銀行は、「預金金利の上限を拡大するか、またはなくすことだ」としています。みずほ証券大中華区の瀋建光チーフエコノミストは、「これは中央銀行が今年、金利の市場化に向け新たに動き出すことを物語っている」と指摘し「一昨年から人民元の国際化、金利の市場化、為替制度の改革など一連の動きが行われている。去年6、7月には預金金利の上限がすでに10%拡大された。今年はその幅が引き続き拡大されるだろう。また、貸付金利の調整幅が去年、30%まで拡大された事を考えると、預金も相応に拡大できる。ただし、預金金利の自由化を実現するには、制度を完備させることが必要だ」と述べました。

 金利の市場化の推進につれ、銀行業界の競争の過熱やリスク問題への懸念も注目されています。瀋建光チーフエコノミストは、「こうした懸念は理にかなっている。これも預金金利の改革を含む金利の市場化推進を最後に回す原因だ。現在の問題は、改革しなければ、金融商品、委託預金、信託商品などがすでに長期預金の金利を引き上げてしまっていることだ。仮に規制したとしても、市場はそうした規制を回避することができる。たとえ市場化を進めなくても、その他のルートで実現することはできるが、一層コントロールできなくなる。つまり、リスクを考慮する一方で、しなかった場合のリスクも考えなければならない」と述べました。

 こうした事を踏まえると、中国が金利の市場化を進める過程には、預金保険制度の構築が必要となります。アメリカでは、金利の市場化を推進する過程で数千に上る中小銀行が倒産しました。預金保険制度とは、金融機関が預金保険料を預金保険機構に支払い、万が一、金融機関が破綻した場合に、一定額の預金等を保護するための保険制度です。これは金融秩序の安定にプラスとなります。

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