ロシアのプーチン大統領は5日、中国を公式訪問し、同時に、上海協力機構の加盟国首脳理事会に出席にします。中国は、プーチン氏が大統領に再就任してから初めての訪問先となります。新華社通信は4日に発表した論評で、これは「プーチン大統領が新しい任期において、対中国関係を極めて重要視し、中国の指導者と共に、両国の全面的戦略協力パートナーシップを一層推し進め、深めていきたいことの表れだ」と指摘しました。
論評はまた、「プーチン大統領の初めての外遊先と日程は、大統領の外交的意図が表われている。つまり、対米関係をしばらくの間、クールダウンし、欧州のドイツ、フランスとコミュニケーションを深める。小異を捨てて、大同につき、独立国家共同体メンバーのベラルーシ、カザフスタンなどの国の疑いを解き、団結を強化する。さらに、中国に対しては友好関係を大いに発展させ、協力を深めていくべきだ」としています。
国際問題の専門家は、プーチン大統領の今回の中国訪問に対して、「主な目的は再度大統領の立場から中国の指導者に姿勢を表明し、これまでの付き合いを踏まえ、将来の発展の道を切り開くこと。そして、両国の友好関係を一層前進させ、両国の各分野での実務協力を一層深めていくだろう」と見ています。
論評はさらに、「向こう10年は、中ロが両国関係を発展させ、それを実行に移す上で重要な時期で、上海協力機構にとっても肝心な時期になる。中ロ関係と上海協力機構の発展は、重要なチャンスに直面しているだけでなく、厳しいチャレンジにも立ち向かっている。そのため、中ロが手を携えて前進することは、両国の発展と繁栄のみならず、地域及び世界の平和、安全と安定にもかかわっており、国際関係の未来にもかかわっている」と指摘しました。(Yan)
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