中国の王民国連次席大使は19日、ニューヨークの国連本部で、「中国はイスラエルの入植地建設に反対するとともに、パレスチナとイスラエルの和平交渉における障害をなくすようイスラエルに対して促す。国際社会も積極的な態度で和平交渉を促進すべきだ」と述べました。

　国連安保理はこの日、中東情勢について非公開協議を開きました。王民次席大使は協議が終わった後、記者に対して、「中国は一貫して、イスラエルが東エルサレムとヨルダン川西岸などのパレスチナ占領地にユダヤ人入植地を建設することに反対する。パレスチナ問題は終始、中東問題の核心である。パレスチナ問題を適切に解決してこそ、中東地域の恒久的な和平と安定を実現できる」と述べました。

　また、王民次席大使は「関係各方面が国連の関連決議や『土地と平和との交換』の原則、『中東包括和平案』、中東和平『ロードマップ』などに基づいて、政治的交渉を通じて紛争を解決し、最終的にパレスチナの独立・建国と、パレスチナとイスラエル両国の平和共存が実現するよう中国は期待する」と述べました。（玉華、山下）