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中米商業貿易連合委員会 両国の協力を確認

2012-12-20 21:52:10     cri    

 第23回中米商業貿易連合委員会会議が、現地時間の19日にワシントンで開かれました。今回の会議は中国の王岐山副首相、米のブランク商務長官代行、カーク通商代表が共同で主催したものです。双方は「中米協力は新たなチャンスに恵まれている。食い違いの解消や協力拡大に力を入れる必要がある」との見方を示しました。

 ここ数年、中米間の貿易摩擦が頻繁に起きていますが、中米商業貿易連合委員会メカニズムは、貿易摩擦を消す「消火器」と呼ばれています。

 両国の経済貿易協力の価値と世界への影響を両国の政府要員はっきりと認識しています。

 王岐山副首相は「両国は最大の発展途上国と最大の先進国として、経済と貿易の協力強化は、両国ないし世界経済にとって非常に重要である。今回の会議で双方は、両国首脳が達した共通認識を真剣に実行する。また関心を寄せている問題について、真摯に話し合い、交流を深める必要がある。各分野の協力強化を推し進め、外部に積極的なシグナルを発信していく」と述べました。

 これに対して、ブランク商務長官代行は、「20年前に中米商業貿易連合委員会が発足した。当時の双方の貿易額はわずか50億ドルだったが、現在はすでに5000億ドルを上回っている。中米関係、特に経済貿易関係はこれまでになく重要になっている。この中で中米商業貿易連合委員会は重要な役割を果たしてきた」と強調しました。

 この日の会議で、商業貿易問題に関するリストが作られ、貿易障壁や投資制限、輸出規制、知的財産権など30以上の項目が並びました。しかし中米商業貿易連合委員会は、依然として双方の合意を実施し、成果を実現する重要な機会です。

 今回の会議の成果について、中国の陳徳銘商務相は、「中国側が注目している問題についてアメリカは、ハイテク製品の中国への輸出を促していくとともに、民間の核エネルギー分野に関する技術協力を支持すると強調した。さらに中国の企業による米への投資を歓迎すると重ねて表明した。また実務協力の推進、戦略的新興産業、ハイテク貿易、農産品の貿易などの分野での対話と協力を展開することで合意した」と述べました。

 ブランク商務長官代行は、「両国の経済貿易関係が均衡、持続的な成長の方向にむけてすすむことを望んでいる。双方が、将来の協力の歩調は一致してきている。さらに摩擦を理性的に処理することを外界も期待しているだろう」との見方を示しました。(朱丹陽 吉野)

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