シンガポールで中国籍のバス運転手によるストライキが拡大しています。シンガポール労働省が1日に発表したところによりますと、11月29日に4人の中国籍運転手が違法ストライキを共謀し、煽動した疑いで逮捕された後、12月1日には1人の中国籍運転手が起訴されました。また、29人の中国籍運転手がシンガポール警察によって、強制帰国となるということです。
シンガポール公共交通SMRTグループが雇った171人の中国籍バス運転手は、賃金問題で会社側と労使紛争になり、先月26日、病気を理由に集団欠勤しました。翌日の27日、シンガポール労働省は「中国籍労働者の集団欠勤は違法ストライキだ」として、シンガポール警察も数人を逮捕、起訴しました。先月28日までには、事件関連の中国籍運転手は全員出勤しましたが、関連する要求は続いているということです。
中国大使館は1日、5回目の緊急声明を発表し、中国側はシンガポールの関係部門と急遽交渉中ということです。また、事件に関心を寄せているとして、事態の発展やそれによる影響に憂慮を示し、シンガポール関係部門の適切な処理を呼びかけました。(12/02 Lin、山下)
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