このほか、東アジア諸国の指導者が参加する一連の会議も19日から相次いで開かれ、中国の温家宝首相も招きに応じて出席する予定です。今回のサミットには中国、日本、韓国をはじめ、8ヵ国の指導者が参加するため、地域間協力に関する議論も注目されています。また、ASEAN10ヵ国と自由貿易パートナー国のオーストラリア、中国、インド、日本、韓国とニュージーランドの指導者が期間中に全面的な経済パートナーシップ協定に向けての協議を始め、世界最大の自由貿易区が形成されます。このことは、東アジア地区、さらには世界の貿易状況に重要な影響を及ぼすことになります。
また、『南海に関する行動宣言』の継続的な推進も今回の首脳会議の主な議題の一つで、各国の指導者は平和理解を踏まえて、対話と協議を行うことになります。
このほか、今回の会議では、『ASEAN人権宣言の執行に関するプノンペン宣言』、『カンボジアにおけるASEAN地雷除去センターの設置に関する決議』及び『ASEAN一体化に向けての2012年目標に関する報告』などの一連の声明と文書が採択され、調印される見込みです。
さらに、『南海に関する行動宣言』の調印10周年を記念するため、中国とASEAN諸国による関連の合同声明の発表も予定されています。(Yan、山下)国際・交流へ
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