中国共産党の新しい指導層が選出され、外国の報道機関は深く注目しています。
韓国の「朝鮮日報」は、16日の記事で、「習近平氏を総書記とする中国共産党の新指導層は、15日に顔ぶれを見せた。新しく選ばれた指導者、習近平氏はその重要なスピーチで、ともに豊かな道を歩んでいくことを揺ぎ無く堅持していくことを主張した」としました。さらに、専門家の分析を引用して「貧富格差、都市部と農村部格差の縮小を通じて、農村問題と社会福祉拡大などの問題解決に力を入れていくにちがいない」と見ています。また、「中央日報」、KBS、MBCなどは、「新指導層の指導の下、中国は国際社会でより重要な役割を果たすにちがいない。一方、北東アジア地域の平和と安定も、新指導層にとって大きな試練になるだろう」と強調しています。
フランスの雑誌「クーリエ・アンテルナショナル」は「習近平氏と李克強氏はともに博士号を取っており、1950年代生まれである。二人は三年間の自然災害を経験し、第一線での下積みもあるため、どうすれば中国により有利かということをよく知っており、改革開放の道を堅持するにちがいない。しかし、中国が抱えている問題について、新指導層は一丸にならなくてはならない。このほか、金融に精通し、問題解決の手腕を持つ王岐山氏が中央紀律委員会書記に選ばれたことから、腐敗取締が当面の急務になっていることが伺える」と分析しています。
このほか、ポルトガルやブラジルなどのポルトガル語圏も、胡錦涛氏の報告と習近平総書記のスピーチを報道し、独自に読み解いています。(朱丹陽 中原)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |