中国国防省の楊宇軍報道官は25日の定例記者会見で、「当面、中日関係が深刻な状態になりつつあっている責任はすべて日本にある。日本が確実に過ちを正し、中日関係の大局を維持し、盲目的に武力を誇示しないよう求める」と指摘しました。

　「中日両国が2012年に防衛機関の海上連絡システムを設立する計画を棚上げにした」というあるメディアの報道に対して、楊報道官は「現在の中日関係は日本政府の釣魚島『国有化』によって深刻な状態に陥り、両国の防衛分野における交流もその影響を受けた。その責任はすべて日本にある」と述べました。

　また、楊報道官は「今年に入ってから、日本の自衛隊の飛行機は中国に対する偵察を絶えず強化し、中国の主権と安全の権益を損害した。これも中日両国の海と空の安全問題を引き起した原因の一つだ」とした上で、中国の主権を侵犯する行動を止めると共に、事故や不測の事件の発生を防止する効果のある措置を取るよう日本に要求しました。（Katsu、Kokusei）