17日は貧困撲滅のための国際デーです。国連のパン・ギムン（潘基文）事務総長はメッセージの中で「貧困が社会の動乱や、平和と安全への脅威に結びついている」と述べ、人類の共通の未来に力を入れ、貧しい人の貧困からの脱出を、援助するよう国際社会に呼びかけました。

　今年の貧困撲滅のための国際デーのテーマは「極度の貧困と暴力の撤廃：権利賦与の促進・平和の建設」です。パン事務総長は「多くの国は経済的な緊縮政策に直面している。各国の政府は財政均衡に力を尽くしているため、貧困撲滅に必要な資金が足りなくなっている。しかし、現在は、貧しい人々に社会的サービスや収入の保障、社会的保護などを提供する時期だ。これを通じ、より強い繁栄する社会を築くことができるのであって、貧しい人々を犠牲にした予算のバランスをつくることではない」と強調しました。（Katsu、山下）国際・交流へ