ハルビンと大連をつなぐ高速鉄道が8日、テスト運行に入りました。これは全線921キロメートルを設計時速350キロで走る高速鉄道であり、寒冷高地に作られた世界初のもので、ハルビンと大連をわずか4時間で結びます。
これまで国内の高速鉄道が運行する環境は、気温40度からマイナス25度の間で、東北地区にある鉄道で最速の時速は200キロでした。また、世界で寒冷高地を走る鉄道はロシアと北欧にありますが、マイナス40度の環境では3本しかありません。路線の距離も700キロ弱で、速度も遅いということです。
ハルビン鉄道局の李智堅氏によりますと、この高速鉄道は、中国北車集団(CNR)が製造した「CRH380B」系寒冷高地高速車両を採用しました。適応環境は40度からマイナス40度で、風や雨、雪、霧、砂塵などの悪天候にも耐えられるよう強化されたということです。
ハルビン・大連高速鉄道を走る列車の設計時速は350キロですが、8日のテストでは時速は300キロでした。テスト運行の期間後、正式運行の際の時速を決めるということです。
この高速鉄道は2007年8月23日に着工した東北地方を縦断する路線で、今年の年末に正式開通をする予定です。(白昊、山下)暮らし・経済へ
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