中国ではまもなく中秋節と国慶節の大型連休を迎えますが、中国の各省・直轄市・自治区政府は、連休中の高速道路無料化計画を打ち出しました。

　9月24日までに北京や広東、遼寧など28の省・直轄市・自治区が高速道路無料化計画を発表しました。これを受けて、6900人あまりのネットユーザーを対象に行われたアンケート調査では、およそ6割の人が国慶節の大型連休に自家用車で旅行するつもりだということです。

　一方、同調査によりますと、高速道路の無料化に誘発されたドライブ旅行による交通渋滞への懸念も高まっており、「無料化で高速道路がさらに渋滞するだろう」と心配する人は51.9％に達しています。

　これに対して、各地の道路交通部門は交通渋滞を防ぐ措置を講じる計画です。例えば、高速道路の無料利用期間中、北京市は有料道路の料金所で通行量や車種など具体的な交通状況に応じて専用車線を設け、無料化の対象となる小型乗用車の専用通行ゲートを全体（ETCを含まない）の40％以上にするということです。（孫、大野） 暮らし・経済へ