注目されている「10・5」メコン川惨事の公開審理が21日夜、地方裁判所にあたる雲南省昆明市中級人民法院で終了しました。検察が提出した大量の証拠を前に、被告人6人は犯罪行為を認めました。判決を言い渡す日はまだ決まっていません。

　昆明市人民法院の蔡順斌報道官は「検察が法廷に提出した大量の証拠に、被告人らはいかなる異議も申し出ず、罪を認めた。この日、付帯民事訴訟の審理も行われ、原告側は1000万元の民事損害賠償のほか、報道機関を通じて中国の船員にお詫びすることを求めた。これに対して、ノアイカン被告はおよそ100万ドルを持っているので賠償すると応じたが、ほかの被告人は金がないので賠償できないと答えた。また、罪を認めるとしたうえで、同時に、寛大処理を求めた」と述べました。

　雲南省公安庁法制総隊の聶涛隊長は「中国の関連部門は21日午後、タイの不法軍人の責任追及について、意見を交換した。中国の警察側は、タイの警察側と密接に協力して、タイの軍人9人を取り調べ、あるいは起訴する」と強調しました。（朱丹陽　山下）

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