中国商務省の兪建華次官補は11日上海で、「現在、中国の海外貿易は『非常に深刻な』状態に陥っている。政府は、貿易環境の改善に力を入れ、貿易企業への支援を強化していく」と明らかにしました。
兪次官補は、「世界経済の回復は勢いが弱く、欧州債務危機の影響もあって、中国の今年の貿易状況は非常に深刻だ。7月以降、海外との貿易が急速に下落している。8月の輸出入総額は3292億ドルで、去年同期よりわずか0.2%伸びただけだ。そのうち、輸入は今年1月についで再びマイナス成長になった。上海、福建、深センなど沿海地区の海外貿易企業は、需要の減少とコストの上昇という二重の攻撃を受けている」と述べました。
さらに、政府の取り組みについて、「今は、政府が海外貿易企業を援助する最適の時期だ。関連部門は、海外企業の安定した成長を支援する一連の政策を検討するなどして、貿易環境を改善し、海外貿易の企業をサポートしていく」と強調しました。 (朱丹陽 大野)暮らし・経済へ
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