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 中米政府高官 食い違いを認めながら協力を提唱

2012-09-05 18:44:16     cri    

 アメリカのクリントン国務長官は5日北京入りし、ハードなスケジュールで外交活動を展開しました。

 4日夜、クリントン国務長官が北京首都国際国際空港に到着した直後、中国外務省を訪れ、楊潔チ外相と会談しました。会談は夜9時ごろ始まり、翌朝の5 日まで続きました。その後9時30分に、クリントン国務長官が人民大会堂を訪れ、中国の最高指導者と会談しました。予定の45分間を大きくオーバーし、1時半ほど会談を行いました。さらにその後、楊潔チ外相と共に、記者会見を行いました。

 記者会見で、楊外相は、胡錦涛国家主席がクリントン国務長官と会談した時に語った中米関係に関する見方について紹介した後、「中国は米国と、対話、意思疎通、協調を強化していきたい。両国関係を正しい方向に向けて推し進めていくことを確保するため、様々な妨げを排除しなくてはならない」と述べました。

 クリントン国務長官は「オバマ大統領と私はよく、米国は、強大、繁栄、平和の中国を歓迎する。中国の経済発展は、世界経済に積極的な影響をもたらすにちがいないと認識している。米中双方は、相違点の対応に力を入れ、出来るだけ協力を拡大していきたい」と述べました。

 南海問題について、楊外相は「中国は南海諸島及びその付属水域に対する領土権を持っている。これは、十分な歴史と法の根拠がある。南沙諸島の一部の島の領土権争いと、南海の一部海域の海洋権益の主張に関する争いについて、関係当事国が歴史と国際法を尊重することを基礎に、直接交渉と友好的な協商を通じて対応し、解決しなくてはならない。南海の航行自由は保障されている」と述べました。

 米国がアジア太平洋での軍事同盟を強化していることについて、クリントン国務長官は「米国は中国と共に、世界の挑戦に対応していきたい。もちろん、両国はすべての問題で合意できるわけではないが、われわれは、対話と協力の重要性をすでに認識している。相違点が現れたら、その解決に努めるべきだ」と述べました。

 これについて、楊外相も「相手国の核心利益と関心のある問題を尊重しあうことは、両国関係の安定かつ順調な発展を確保する重要な前提だ」と強調しました。(朱丹陽)

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