米国防総省のアシュトン・カーター国防次官とロイド・オースティン陸軍副参謀長がこのほどそれぞれ、ペンタゴンで米国を訪問中の中国人民解放軍の蔡英挺副参謀長と会談しました。
カーター国防次官と会談した際、蔡副参謀長は「新しい大国関係は両軍関係があらわしている。平等互恵と協力共栄を堅持すべきだ。中国は米国と共に努力し、対話と交流を強化し、矛盾と食い違いを適切に処理して、両軍関係の安定した健全な発展を推し進めていきたい」と述べました。
これに対して、カーター国防次官は「米中双方は未来に着目し、協力の分野を絶えず広めていく必要がある。米のアジア太平洋での戦略配置は中国に対するものではなく、中国牽制を目的にしていない。中国が引き続き米国の協力パートナーであることを期待する。米中双方は共に、両国の繁栄発展を確保する道を見出すべきだ」と語りました。
オースティン陸軍副参謀長との会談の中で、蔡副参謀長は中米両軍関係の発展に四つの意見を出しました。中米の新しい大国関係の構築に努めること。絶えず両軍の相互信頼を増進させること。健全かつ安定した両軍関係に影響を与える障害を取り除くこと。両軍の実務的協力を引き続き深めていくことの四つです。
オースティン陸軍副参謀長は「米国陸軍は中国軍隊との関係を重視している。両国の陸軍間の交流を絶えず深め、両軍関係の前向きな発展を推進していきたい」と強調しました。(Katsu、高橋)
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