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衛生省、「医療行為ガイドライン」を公布

2012-07-19 15:25:22     cri    





















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 医師と患者との関係は、現在の中国社会で最も注目されるホットな問題の一つです。中国衛生省は18日、「医療行為ガイドライン」を公布し、患者からの謝礼金などの受け取りや必要以上の医療行為などの禁止について細かい規定を行ないました。この「ガイドライン」の公布は、医師と患者との正しい関係を作り上げるのに大きな役割を果たすものと期待されています。  

 統計によりますと、去年、全国の救急患者の数は延べ63億人に上り、一人当たりの年間診療回数は5回だったということです。しかし、医療機構が不足し、医師と患者の間の信頼関係が不十分なため、深刻な事件が数回も発生しました。

 これを受けて衛生省は「医療行為ガイドライン」を作成したものです。衛生省医療政策局の趙明鋼局長によりますと、ごく一部の医療関係者による不適切な行為は、大部分の医師の権利を脅かしていると述べました。趙局長は「この『ガイドライン』の公布により、医療サービス体制が整備され、より科学的で、人間味のある便利な医療サービスが提供されることを期待している。これが医師と患者との関係改善につながり、そして人々が医療改革の成果と技術的成果を享受できるよう期待している」と話しています。

 この「ガイドライン」は、患者からの謝礼金などの受け取り禁止、企業からの如何なる名義と形式によるリベートの受け取り禁止、営利を目的とする企業のイベント参加の禁止のほか、必要以上の診療行為を禁止することを明記しています。これについて、趙局長は「利益を増やすため患者に必要以上の検査や治療を施したり、必要でない薬品を買わせたりする行為を断じて取締り、これを厳しく実施していく。以上の行為は不法行為である」と強調しています。

 ただし、どのように処理するかはまだ細かく決まっていないことから、この「ガイドライン」に違反した者に対しどのような処罰を与えるかは定められてはいません。その中の一部事項に関しては、関連の法律に基づき処分できるのですが、その他の不適切な行為に対しては業界で違法行為があった医師をブラックリストに載せて公表するなどの方法を通じて、業界自身の自粛によって解決するルートを辿っていくようです。これについて中国医師協会の謝啓麟事務次長は、「業界では、医療行為が不適切な者にたいしては、専門家の判断によりブラックリストにその名を載せる。これをもって、その医療行為の取締りにつなぐようにしていく」と語っています。

 しかし、医師が患者などから不適切に扱われたりする事件も多く発生しています。中国医師協会の調査によりますと、全国では8割の医者は、自分の子どもが将来医者になることを望んでないことが分かりました。このことからも現在の医師の厳しい職場環境を垣間見ることができるのではないでしょうか。中国で「従業医師法」が実施され10年たちましたが、その修正も計画されているということです。(閣)

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