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〈全人代〉中国公立病院の改革

2012-03-14 15:30:16     cri    

























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 中国ではほとんどの人が公立病院で受診していますが、「看病難」(診察を受けるのが難しい)、「看病貴」(治療費が高い)などの問題が一般的な見方となっています。このような現状を変えようと、現在公立病院の改革が進められています。では、公立病院の改革はどのように推進していくか、改革によって、既存の問題が確実に解決されるかどうかは人々の注目を浴びています。

 中国には2万箇所以上の病院があり、そのうち凡そ1万5000箇所は公立病院です。政府は一連の措置を通じて、公立病院の改革を行い、受診の難しさ、治療費の高さを解決しています。

 全国政治協商会議の委員である神経外科の凌峰先生は、「公立病院の総合的な効率が低く、受付番号を高価で売っているダフ屋がたくさんいて、診察を受けるのが難しく、治療費が高いなどの問題が依然存在している」と述べました。

 では、これら問題の根源は一体どこにあるのでしょうか。中国政府が公立病院に対する拠出は病院の支出予算の10%しか占めていないが、残りの90%は病院の収入に頼るしかありません。収入源の一つは薬品です。つまり、薬価差益で得た収入で病院の経営を維持するということです。そこで、一部の医者がお金を儲けるため、薬を多めに出し、高価な薬を出すようになりました。

 この点から見れば、受診の難しさ、治療費の高さといった問題を解決するには、薬価差益による病院の経営を維持することを、まずなくす必要があります。政府は公立病院への拠出を増やさなければなりません。温家宝首相は5日行った政府活動報告でも、このことを強調しました。

 では、政府としてどれぐらい資金を拠出したらいいのでしょうか。全国政治協商会議の委員でもある北京病院の王建業副院長は、「北京病院は現在17億元の収入があるが、そのうちの8億は薬によるものだ。病院として金儲けは目的ではない。しかし、病院の運営を維持するための予算が必要だ。一方、政府からの補助金をもらう制度がまだか完全にできていない。そこで、公立病院改革のキーポイントは補助金制度の構築だ」と述べました。

 中国の公立病院は80%以上の医療資源を占めています。政治協商会議の委員でもある衛生省の黄傑夫次官は、「公立病院の問題は独占である。民営病院を支援し、公立病院との競争を励まし、公立病院の改革により多くの原動力を与えるだろう」と述べました。

 全国政治協商会議の委員でもある瀋陽何氏眼科病院の何偉院長は、民営病院の責任者として、「民営病院の発展は公立病院の圧力を緩和し、診察を受けるのが難しいという問題が解決できる。しかし、民営病院の発展は政府のより多くの支援が必要だ」としたうえで、「各地の政府は社会資本が医療分野に進出することを阻んでいる。また税金や土地利用などの面でも不平等な問題がある」と述べました。

 現在、医療改革は世界的な問題であり、各国は医療制度改革のあり方を探っています。13億の人口を持つ中国での医療改革は世界において最大規模の改革となるでしょう。中国人の一人一人により良好な医療サービスを提供するため、中国はしっかりとした医療改革の第一歩を歩み出しています。(ooeiei、国清)

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