中国交通運輸省水運局の宋徳星局長は11日「中国は現在、68の国や地域と政府レベルの海運と水運の協定に調印した。中国は12回連続して、IMO・国際海事機関のカテゴリーAいわゆる主要海運国に選ばれ、海運強国と定期的に交渉を行うメカニズムを設立した」と紹介しました。

　この日、南京で行われた「2012中国航海の日」というイベントで、宋徳星局長は中国海運業の発展の様子を紹介し、「現在、中国の90％以上の対外貿易の貨物と、95％以上の輸入の原油と鉄鉱石が海上輸送で運ばれている。中国の海運サービスの貿易額は500億ドルを超えている。海運のインフラ施設の整備にしたがって、中国は海運強国に向かって歩んでいる」と語りました。

　宋徳星局長の紹介によりますと、中国の港の貨物呑吐量とコンテナ取扱量が9年連続世界トップとなっており、中国大陸の８つの港が世界貨物呑吐量の上位十位に、5つの港がコンテナ取扱量の上位十位にそれぞれランクインしています。海上輸送は中国が国内外をつなぐ重要な架け橋となり、経済のグローバル化に溶け込む戦略的ルートとなっています。（Yin）　暮らし・経済へ