中国の温家宝首相は21日、国務院常務会議を開き、第12次5カ年計画総合交通運輸体系計画を採択しました。会議は「第12次5カ年計画」（2011年から2015年まで）の期間中、中国が国家高速鉄道ネットワークと国家高速道路ネットワークの構築を求めています。

　この会議では「『十二五』（第12次5カ年計画）期間中、中国の鉄道運輸サービスが、貨物集散地と、人口20万人以上の都市を基本的にカバーする。農村では、郷と鎮や村までカバーする道路を建設する。海運サービスを世界に広げ、70％以上の内陸河川上級航路を計画された規格まで引き上げる。民間航空ネットワークを更に拡大させ、向上させる。42箇所の全国的な総合交通ハブを基本的に作り上げる」と指摘しました。

　会議では「『十二五』期間中、交通運輸の計画や設計、建設、運営まで、それぞれの段階において、一貫した厳密な安全管理と品質管理制度を作る。運輸構造を最適化し、各運輸方法を統括して発展させる。グリーン発展を重視し、資源利用を節約、集約し、確実な環境保護を実現する」としました。（白昊、山下）暮らし・経済へ