中国の習近平副主席は10日、蘇州で開かれた第2回中国・アフリカ民間フォーラムで、「積極的に条件を作り、中国とアフリカのより多くの国民に双方の協力が遂げた成果を分かち合い、民意という礎を確固たるものとする必要がある」と強調しました。

　習近平副主席はその中で、「2011年末までに、アフリカに対する中国の直接投資額は累計147億ドルに達し、現地に支社を設けた中国企業の数も2000社を超えている。これらの中国企業は、アフリカ国民に雇用のチャンスを提供しているだけでなく、現地住民に恩を返すため、現地で各種の公益活動を行っている」と述べた上で、「双方は実務協力を堅持し、互恵共栄を促すべきだ。このフォーラムに出席しているアフリカ諸国の政治家や各界の代表がこの場を充分に利用し、中国とアフリカの新型戦略パートナー関係により大きな貢献をするよう期待している」としました。

　習近平副主席はこの日、中国を訪問中のナイジェリアのオバサンジョ前大統領、モザンビークのシサーノ前大統領、タンザニアのムカパ前大統領らと会談しました。（万、中原）