エジプトの最高憲法裁判所は9日、緊急会議を開き、同機関がこれに先立ち出した議会の解散命令が最終決定だと改めて強調すると共に、人民議会の再開を求めるモルシ大統領の大統領命令を拒否しました。
これは、最高裁が大統領の命令を審議した上で発表したものです。最高裁は、エジプトの臨時憲法に基づき、憲法の実施を監督及び保障するために設けられた専門機関で、法律や命令を審議する権利を持っており、その裁決は普遍的な拘束力を持ち、如何なる機関及び個人も上訴することはできません。
最高裁は、「一部の党と個人からモルシ大統領の上訴の停止を求める要求をこの日確かに受けたが、最高裁は如何なる政治や党派の紛争にも干渉しない」としました。
また、エジプト軍最高評議会は同じ日に声明を発表し、人民議会の解散は最高裁の判決に基づき、職責の範囲内で実施した措置であると表明しました。(万、中原) 国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |