温家宝首相は現地時間20日午後、リオデジャネイロで開かれた「国連持続可能な開発会議」に出席し、「貧困も愚昧も、差別も圧迫も、自然への過度な要求も人為的な破壊もなく、経済が発達し、公平な社会が広がり、環境に優しい、バランスと調和の取れたグリーンで繁栄した世界を期待している」と述べました。
温首相は会議での演説で、「20年前にリオデジャネイロで開かれた国連持続可能な開発会議は、持続可能な発展の新たな時代を切り開いた。この20年で持続可能な発展という理念は人々の心に刻まれ、ミレニアム開発目標は大きな進展を遂げている。これは我々の動力となっている」と述べました。
また、「世界の持続可能な発展は依然バランスが悪く、南北格差は拡大しつつある。資源・環境問題も緩和されておらず、金融危機や気候変動、エネルギー・食糧安全、地域衝突などが世界の持続可能な発展に新たな挑戦をもたらしている。新大陸も新たなオアシスもないこの世界においては、資源と環境の保護に努め、永続的な発展を実現することが我々の唯一の選択肢だ」と語りました。(白昊、中原)
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