中国の温家宝首相はこの20日から26日まで、ブラジルのリオデジャネイロで行われる国連持続可能な開発会議（リオ+20）に出席し、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、チリの4ヵ国を公式訪問します。

　これについて、中国の謝杭生外務次官は18日に開かれた記者会見で、「温家宝首相の訪問は中国とラテンアメリカ地域に対する重要な外交活動であり、訪問先の国々との関係の全面的な深化及び発展途上国間の団結と協力の強化、ラテンアメリカとの関係を新たな段階に引き上げることに重要な意義がある」と述べました。

　また謝外務次官は今回の4カ国訪問の目的について、政治的な信頼強化、双方の実務的な協力の拡大、国際事務及び地域事務における協調の強化、相互の友好の深化を挙げました。その上で「中国はこの4ヵ国と一連の協力文書に調印し、特に農業の協力強化が今回の訪問の特徴となっている」と示しました。（万、吉野）