中国の温家宝首相は13日北京で、日本の野田佳彦首相と会談し、中日関係をはじめ、関心のある地域問題と国際問題について意見を交わしました。

　温首相は会談の中で、「今年は中日国交正常化40周年である。両国はこの機会を生かし、相互信頼を深め、中日間の４つの政治文書に記された原則と精神に基づき、前進している健全で安定した二国間関係を推し進めていくべきだ」と述べました。

　これに対して、野田首相は去年12月の中国訪問の後、再び中国を訪れることができ、大変喜んでいるとしたうえで、「現在、両国は去年、双方が達した共通認識に基づいて、二国間戦略的互恵関係を推進している」との考えを表明しました。（万、山下）