16日午後、中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は酒泉衛星発射センターで天宮1号と神舟9号のドッキングを担当する宇宙飛行士景海鵬氏、劉旺氏、劉洋氏と会い、共産党中央委員会、国務院、中央軍事委員会、胡錦涛国家主席、全国56の民族を代表し、今回の任務を順調に成功させるよう激励しました。

　呉委員長は、「今回の天宮1号と神舟9号のドッキング任務は中国有人宇宙開発プロジェクトの「三段階」戦略の極めて重要な第二段階でもあり、中国宇宙技術の飛躍的な発展でもある。新たな試練と挑戦は有るが、今回の乗組員が神聖且つ名誉な任務を必ず円満に完遂できると信じている。自信を持って冷静に対応し、細心の注意を払いながら懸命に努力し、再び輝かしい成功を収めるよう希望している」と語りました。

　本日の午後15時40分ごろ、神舟9号の宇宙飛行士出陣式が酒泉衛星発射センターで行なわれました。中国有人宇宙プロジェクトの常万全総指揮が出発の指令を出した後、乗組員達は車で発射台に向かい、正式に「問天（宇宙を追求するの意）」の旅が始まりました。これは中国の有人宇宙船の初めての夏季打ち上げでもあり、中国の女性飛行士が初めて搭乗することにも関心が集まっています。

　中国有人宇宙プロジェクトの報道官は15日、有人宇宙船「神舟9号」を16日午後6時37分に打ち上げると発表しました。（陳博、丹羽）暮らし・経済へ