中国外務省の劉為民報道官は14日、北京での記者会見で「中国は、イランの核問題の外交的な解決に向け、モスクワで行う協議の推進に関係各方面が尽力するよう期待している」と述べました。

　劉為民報道官は「中国の馬朝旭外相補佐は13日モスクワで、ロシアのリャブコフ外務次官と会談し、イラン核問題について踏み込んだ意見交換をした」と述べました。

　今回の交渉について、劉為民報道官は「現在、イラン核問題の交渉は重要な段階に入っている。関係各方面は互いに寛容な態度をとり、相手の関心に配慮し、対話と交渉による問題の解決を目指している方向を堅持すべきだ」と述べた上で、「中国は一貫して平和交渉の開催に努め、関係各方面と共に外交的な手段による問題の平和解決に努力していきたい」と強調しました。（万、志摩）