中国の唐代の「茶聖」である陸羽さんの生涯を初めて描いたオリジナル新劇『六羨歌』が10日、中国の杭州で初上演されました。
『六羨歌』は中国のお茶文化の学者で茅盾文学賞の受賞者でもある王旭烽さんの指導のもと、浙江農林大学の200人以上の教師と学生が7月間をかけて創作したものです。これは、中国の大学生が新劇の形で中国のお茶の文化を描く初めての試みです。
『六羨歌』は6幕に分けられていて、陸羽さんが世界初のお茶の専門書『茶経』を創作する過程、闘茶(茶の味を飲み分けて勝敗を競う遊び)、当時評判が高かった女性詩人李冶さんとのラブストーリーなどの内容になっています。そして、お茶を命のごとく愛し、お茶のために生き、お茶のために死ぬという人生を描いています。
テーマ曲の歌詞は陸羽さんが創作した『歌』から選ばれ、浙江農林大学の教師と学生が曲をつけ、劇の中で流れています。
新劇『六羨歌』は今年の中国全国大学生新劇祭に参加するということです。(李陽、小野)旅行・文化へ
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