中国環境保護省政策法規局の別涛副局長は26日、「中国の工業化は中期段階に入ったばかりで、重工業化学工業の比率が高いため、環境保護産業は多くの課題を抱えているが、市場は大きい。『第12次5カ年計画』の末頃（2015年頃）に全国の環境保護産業の生産額は2兆元以上に達する見込みだ」と明らかにしました。

　別涛副局長はこの日、「2012中国循環経済発展フォーラム」に出席した際、「環境マクロ戦略研究によると、2010年末の全国の環境保護産業の生産額は1兆元に達し、ＧＤＰ・国内総生産の2％から3％を占めている。2015年頃には2兆元に達する見込みだ」と述べました。

　また、国家環境保護「第12次5年計画」によりますと、2015年までに、環境保護への投資額はおよそ3兆4000億元となり、環境保護産業の市場は大きく、見通しは明るいということです。（玉華、小野）暮らし・経済へ