中国環境保護省が明らかにしたところによりますと、より効果的な手段で生態を保護するため、中国は重点的に環境を保護する場所の環境基準と具体的な政策の策定に急いでいます。
国は今後重点的な保護を行っていく環境効能区を「生態レッドライン」と定めます。生態レッドラインは重要生態効能区、陸地海洋生態環境敏感区、脆弱区などのように分けられ、各種類の効能区に対して、必要な環境基準と政策を策定していく計画です。
現在、中国の生態保護が抱える問題は深刻化しています。生態システムは依然として不安定で、生態効能は退化傾向にあります。最も深刻な問題となっているのは生物多様性の低下傾向が抑制されていないことです。絶滅の危機に瀕している野生高等植物の割合は15%~20%に達し、また絶滅の危機に瀕する脊椎動物は233種類に達しています。このほか44%の野生動物の数量が低下しつつあり、外来物種の侵入問題も目立ってきています。(董燕華、吉野)暮らし・経済へ
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