クロアチアを訪問中の中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は18日、同国のスプレム議長と会談した際、「中国とクロアチアの議会は立法機関の役割を果たし、二国間協力法律文書を適時に改正・制定し、経済貿易と投資の便宜を一層促進するべきだ」と述べました。

　呉邦国委員長は、「現在、中国とクロアチアの関係は政治的基盤が堅固であり、経済貿易協力の勢いが良好で、二国間貿易額は急速に成長している。クロアチアは東南欧地区で既に中国にとって最大の貿易パートナーとなっている。また、青年、言語、教育、観光などの分野で両国の協力は活発で、かつ多くの成果を収め、両国関係のハイライトとなっている」と述べました。

　また、呉委員長は「中国とクロアチアの社会制度と政治制度は異なるが、いずれも経済を発展させ、民生を改善し、民主的法制建設を促進するという任務に直面しており、自国の発展の中で独特な経験を積み重ねた。両国議会は実務的な協力を促進し、双方が達した協力の共通認識の実行を促し、企業や地域、人的などの分野で協力を拡大するために役割を果たし、両国関係の基盤を強固にするべきだ」と強調しました。

　スプレム議長は、「クロアチアは中国と共に、各分野での友好協力を引き続き拡大し、両国の全面的協力パートナーシップの発展を推し進めていきたい。クロアチアは一つの中国の政策を揺るぎなく実行していく」と述べました。（玉華、丹羽）