欧州委員会のバローゾ委員長は16日、「ギリシャに向けた1300億ユーロの第2次支援計画は変わらない。約束を守ることは、ギリシャとユーロ圏の信用を維持するために非常に重要だ」と述べました。

　バローゾ委員長は、「ギリシャはEUのメンバーであり、引き続き、EUおよびユーロ圏に残ってほしい」と述べ、「ギリシャの困難からの脱出は、国民に大きな痛みをもたらすが、今の措置は最も困難が少なく、問題解決にも役立つ」とし、「最終的な結果はギリシャ国民次第だ」と強調しました。

　ギリシャ大統領府は15日「各政党の指導者は、連立政権の発足で合意しなかった」と発表し、6月に再選挙を行うことを明らかにしました。（任春生、中原）国際・交流へ