欧州中央銀行のドラギ総裁は25日、ブリュッセルで、「ユーロ圏内の各国政府は、『避けられない』財政緊縮策と強化策を継続して、市場の信頼感回復に努める必要がある。同時に、経済成長を促す措置をより多く講じるべきだ」と強調しました。
ドラギ総裁は「現在、ユーロ圏内の各国では財政緊縮策と強化策が実施されているが、その『萎縮効果』は、実態経済にも伝わっている。しかし、各国はこの道を歩み続けなくてならない」とした上で、「『半ばまで進行してきた』このプロセスのために、欧州中央銀行は、『有利な環境作りに最善を尽くしていく』」と強調しました。
また、「欧州銀行はまもなく、圏内の銀行業を対象に、総額1兆ユーロにおよぶ低金利の融資を、二回に分けて行う。これは、関連各国が進めている財政緊縮策と構造改革のために、時間と政策のゆとりを作るためだ」とし、経済成長を促す措置をより多く講じるよう、圏内の各国政府に呼びかけました。(朱丹陽 小野)国際・交流へ
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