アメリカを訪問中の中国国務委員の梁光烈国防相は7日午前、ワシントンでフライングタイガース(抗日戦争時に中国軍隊を支援したアメリカ義勇軍の航空隊・飛虎の別名）の退役軍人やその親族と会見しました。

　この日、フライングタイガースの元兵士・ジェ・ビンヤードさんやフライングタイガーの隊長を務めたシェノート中将の孫らと会見した、梁光烈国防相は「中米友好交流の歴史は長く、協力関係が成功した事例も多かった。シェノート中将が率いるフライングタイガーが抗日戦争に参加し、中国人民と肩を並べて戦ったのはその中の一つだ」とした上で、「フライングタイガーの功績は中国で誰もが知っている。フライングタイガースの中国に対する貢献を記念するため、中国は昆明や重慶などに記念施設を設立した。これは中国人民が中国を支援した国家と人民を永遠に忘れないことを表したものだ」と述べました。

　梁光烈国防相はまた「今回のアメリカ訪問は、パネッタ国防長官の招きによるもので、胡錦涛国家主席とオバマ大統領が相互尊重と互恵ウィンウィンの協力パートナーシップを樹立する合意の実施を目指す。相互理解と信頼を深め、両国と、両国軍隊の健全で安定した発展を推進するためだ」と述べました。（hj）