中国社会科学院は9日、「アメリカ白書」を発表し、「今後20年から30年の間に、アメリカは世界唯一の超大国としての地位が変わらない」と指摘しました。
白書はアメリカの発展について、「恵まれた自然条件と地理的位置は、アメリカが発展いていく「ハードな条件」を提供した。また、移民社会と恵まれた人材、法治精神、創造システム、自由主義価値観、分権と牽制体制、主流文化と多元化文化の共生、社会の漸進的改良、言論の自由と批判の精神、分厚い中産階級、相対的開放した国内市場、力強い海外拡張などは、アメリカが発展していく「ソフトな環境」と言えるだろう」としています。
さらに、「世界では多元化が進んでいるが、鼎立する局面にはなっていない。特に、アメリカ、ヨーロッパ、アジアという「三足鼎立」の局面にはなっていない。欧州連合はまだ整合中で、欧州連合だけの総合実力はアメリカのそれと匹敵するものではない。中国や日本、インドなどのアジア各国はまだまだ、統一した区域の力とはなっていない」と分析しています。(朱丹陽)
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