パキスタン外務省は5日に声明を発表し、この日午前、アフガニスタンとの国境に近いパキスタン・北ワジリスタンでアメリカ軍の無人機が行った爆撃により10人が死亡したことに対して強く非難しました。
声明は、「アメリカ軍の違法な攻撃はパキスタンの主権と領土を侵し、国際法にも違反している。パキスタンは外交ルートを通じて、アメリカ当局にこの申し入れを提出する」と指摘しました。
米軍の無人機はこの日午前、北ワジリスタンにある武装勢力が隠れていると見られる建物にミサイル2発を発射し、少なくとも10人が死亡し、1人が負傷したということです。統計によりますと、今年に入ってから、米軍の無人機による爆撃で死亡したパキスタン人は少なくとも93人に上っています。
一方、アメリカ側は、米軍の無人機の爆撃は国際テロ組織アル・カーイダとタリバンの取り締まりに、最も有効な手段であることを改めて強調しました。(万、高橋)国際・交流へ
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