中韓自由貿易協定（FTA）交渉が2日に北京で正式にスタートし、双方は5月中に第1回目の協議を行うことで合意しました。

　中韓自由貿易協定交渉は貨物貿易、サービス貿易、知的財産権、投資など広範囲の分野にわたって行われます。双方はWTO加盟国が承諾した開放を基礎にさらに開放を拡大し、互恵共栄を実現するため2年以内に交渉を終えることを望んでいます。

　中国の陳徳銘商務相は、「現在、世界経済の回復は遅く、保護貿易主義が台頭している。中国と韓国がこの時期に自由貿易協定交渉をスタートさせることは東アジア経済の一体化の推進を可能にすると共に、この地域の繁栄と安定にプラスとなるだろう」と述べました。

　韓国外交通商省の朴泰鎬（パク・テホ）通商交渉本部長は「自由貿易協定交渉のスタートは東アジア経済一体化のモデルとなり、韓中両国の経済協力関係の発展を推進していく」と述べました。（玉華、吉野）　暮らし・経済へ